介護業界で転職を考えている人にとって、事業者が求める人材の傾向や採用で重視しているポイントは、ぜひ事前に知っておきたいところです。そこで今回は、在宅支援や介護施設、地域包括支援など、多彩な介護サービスを展開している社会福祉法人 奉優会の事業部を統括する5人の方にお話を伺いました。
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社会福祉ソリューション事業統括部統括 統括部長・長岩利さん(左)と、社会福祉ソリューション事業統括部高福事業部 部長・伊瀬卓さん(右)。長岩さんは、地域包括支援センターと居宅介護支援事業所を担当。伊瀬さんは、高齢者福祉センターの運営を担当している。
○●○ インフォメーション ○●○
社会福祉法人 奉優会
特別養護老人ホーム/ショートステイ/グループホーム/ケアハウス/デイサービス/認知症デイサービス/高齢者福祉センター/訪問介護ステーション/小規模多機能型居宅介護/地域包括支援センター/居宅介護支援事業所/コミュ二ティカフェ
東京都世田谷区駒沢2-11-3 第二集花園ビル8F
TEL:03-5712-3770
社会福祉法人 奉優会 公式サイト
資格や経験よりも、チームワークと前向きなマインドが大切
今回は、いよいよ採用についてのお話を伺います。
奉優会の採用選考は、基本的に「書類」と「面接」とお聞きしました。どういった部分が合否のポイントになるのでしょうか。
「資格や経験よりも『やる気』を重視していますので、書類選考で合否判定をすることはほとんどありません。面接では、将来の目標や情熱を感じられるかどうかが、ポイントですね。あと、職場見学をした時の表情やご利用者様への対応も、チェックするようにしています」(通所事業統括部 統括部長・平林孝浩さん)
「面接では、過去に何か問題があった時、どう対応したのかを確認しています。結果的に問題が解決していなくても、自分なりに向き合ったのなら評価します。問題にぶつかった時の対応とチームとして動くための強調性が大切だと思っています」(施設事業本部特養事業統括部 統括部長・西啓三さん)
「一番重要視しているのは、『長く働き続けていただけるか』ということですね。介護の仕事は、自分が努力した結果がすぐに見えるわけではありません。ご利用者様と長く接することによって分かる喜びを感じていただくためには、根気が必要だと思っています」(高齢者施設開発事業統括部 部長・水内利英さん)
「地域包括支援センターのケアマネには、『地域に貢献したい』という思いと、『チームワークで動く』ことが求められます。ですから、あまり自己中心的な方は、お断りするケースが多いですね。逆に経験は問いません。経験がなくても、一緒に成長していけると思える方を採用しています」(長岩さん)
「介護の仕事」を難しく考えず、どんどんチャレンジして欲しい
最後に、これから介護の仕事をめざす人たちへメッセージをお願いいたします。
「介護はとても奥の深い仕事です。今まで介護以外の仕事をしてきた方でも、必ず今までの社会人経験・人生経験を活かせますし、高齢者と接することで、より自分を磨くことができます」(平林さん)
「『介護の仕事は敷居が高い』と思っている人も多いようですが、そんなことはありません!資格や経験がなくても、奉優会がサポートします。少しでも興味があるのなら、介護の仕事への扉をたたいてみてください」(西さん)
「『介護=大変な仕事』というイメージがあるかもしれません。でも、実は楽しさがいっぱいつまった仕事ですから、ぜひチャレンジしてください。まずは認知症カフェに来て、雰囲気を体験してみてください!」(水内さん)
「高齢者が好きとか、お年寄りとお話がしたい、お手伝いしたいという思いがあれば大丈夫です。奉優会には、あなたがやりたいことをサポートする体制が整っています」(長岩さん)
「介護は、これからの日本を担う大切な仕事です。まずは話を聞いてみる、ボランティアで参加するなど、気軽なことからでもいいので、ぜひ介護に触れてください」(伊瀬さん)
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