社会福祉法人に転職して驚いた! 施設長や経営者ってこんな感じなの!?
今回は、社会福祉法人の施設に転職した先輩の失敗談を、介護求人ナビ編集部からのアドバイス付きでご紹介。せっかくの転職を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください!
家族経営のずさんな管理や勤務が目について、うんざり…
44歳/女性/由起子
社会福祉法人の老人ホームに転職。家族経営なので施設長や役員はみな親族。そのせいか、彼らは平気で施設のお金を、半分、私用のような支払にも充てるんです。社用車と言う名目のベンツや、社内会議と言いながらのフレンチのランチ…現場のスタッフは、安いお給料でも一生懸命頑張っているのに!! 出社も自分たちの都合次第なので、突然来ない日もあります。スタッフは確認印がもらえず、書類の処理が遅れるなどの実害も発生。ルーズな経営者・管理職に、モチベーションが下がっています。
《アドバイス》
法人のトップに収まると、周囲から日常的にチェックされたり、厳しい指導をされる機会は少なくなります。そのため、人によっては仕事やお金の取り扱いがルーズになってしまうことも。そこに家族や親族が経営に参加すると、さらに経営意識が薄れ、家族ぐるみで法人を私物化してしまうケースもあるようです。
そんな経営陣の元で、かつ業務に支障が出ているような状況では、スタッフのモチベーションが下がるのは当然といえるでしょう。
それでも、そのホームならではの良さが別にあり、今後もそのホームで引き続き働きたい、もっと良くしていきたいと思うなら、まずは経営者たちに行動を正してもらうよう働きかけることが第一歩。あなた一人では難しいかもしれませんが、あなたと同じように、不満を持っている人は他にもいるはず。まわりのスタッフと話し合い、力を合わせてみては?
経営者側に、さほど悪気がないこともあります。なんとなくルーズになり、だれにも何も言われなかったのでそれが助長してしまった。そんなに周囲に不快な思いをさせているとは気づかなかった、ということも。
年齢や立場が上になるとまわりも指摘しづらくなりますし、本人も、素直に人の話に耳を傾けにくくなるものです。
そこで働きかける際は、これまでのやり方を変えることで、スタッフにとっても、施設運営にもメリットがあることをうまく説明すると良いでしょう。たとえば、スタッフのモチベーションが上がり、職場環境が向上するといった点です。また、経営者が素直に耳を貸す人物を選んで話してもらうこともポイント。
そうした試みをしても変わらないのなら、改めて給与や人間関係などの面も含めて検討し、現在の職場に残るか、転職するかを考えてみたほうが良いでしょう。
なお、こういったことは社会福祉法人に限りません。小規模の事業所や施設でも、家族経営的なところは少なくありませんし、同じようなことがありえます。気になる場合は、転職前に経営陣について確認することをオススメします。
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